エゴグラムとは?
エゴグラムは、1973年にアメリカの心理学者ジョン・デュセイによって考案されました。「エゴ」とは自我を、「グラム」とはグラフを意味しています。つまり、エゴグラムとは心のエネルギー(精神エネルギー)の強弱をグラフで表したものです。
人は皆5つの心を持っています。心のエネルギーの強さには個人差があり、それがその人の独特の行動にあらわれます。エゴグラムによって、自身の特徴(長所や課題)を自己診断することは、今やアメリカでは常識になっています。
KA教育の「実践エゴグラム」は、エゴグラムによって、生徒が自分自身の特徴(長所や課題)を知るだけではありません。「実践エゴグラム」の最終的な目的は、生徒が自分を知り、自己の長所を活かしながら課題を改善し、社会で活躍できる人財に成長していくことにあります。今まで無意識に行ってきた、日頃の行動パターン(習慣)を変えることによって、自分を変える事ができます。まさしく、「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」のです。KA教育の「実践エゴグラム」は、それを具体的に示す極めて実践的な教育プログラムであり、「実践エゴグラム」といわれる所似です。
エゴグラムで見える5つの心
心のエネルギーの強さには個人差があり、それがその人の独特の行動にあらわれます。エゴグラムの質問に答えることで、CP:厳しい心、 NP:優しい心、 A:考える心、 FC:明るい心、 AC:人に合わせる心、それぞれの心の強さが分かり、日頃の行動が第3者にどう映っているかを知る事ができます。
実践エゴグラムの流れ
❶まずは自分をしる
エゴグラムを実施して生徒自身が自分を知る。
マークシートまたはオンラインで50の簡単な質問に答えることで、生徒が自分の特徴(長所や課題)を知ることができます。
❷自分を知ったら計画
エゴグラムで見えた課題をベースにマイチャレンジを計画する。
生徒のエゴグラムの結果を、生徒本人、保護者、担任の先生の3者が理解し、生徒の夢実現(進路実現)のために、今後の方向性(具体的な行動目標)を確認します。
❸計画したら実践
マイチャレンジを実践する。
生徒本人は課題改善のために決定した行動目標を日々実践します。そのために、学校では先生が、家庭では保護者が、生徒(子ども)の行動が変わることを応援します。
- 「何のために実践するのか」をクラス全体または個別に話し、生徒に十分理解させたうえで実践を促す。
- 日々、生徒が実践しているかどうかをチェックし、出来ない生徒ややらない生徒にはその都度指導する。
- 生徒の実践が継続出来るようになってきたら、実践を応援するスタンスに変える。
- 生徒の実践のための最大のポイントは担任の先生のきめ細かな指導にかかっている。
❹半年後の成長を知る(マイ・グロース)
再びエゴグラムを実施し、成長を確認する。
半年後、再度エゴグラムを実施し、生徒本人、保護者、担任の先生の3者が現状を理解し(改善した・改善していない)、今後の方向性(具体的な行動目標)を確認する。
実践エゴグラムの診断報告書
診断が終わったら2種類の報告書をお届けします。
1つは,生徒が自分の子とを知るために役立てる生徒用診断報告書。
もう一つは先生が生徒を知り,生徒指導に役立てるための生徒用報告書です。
生徒用診断報告書(個票)
この報告書は、生徒一人ひとりに配ってください。各生徒の「長所や課題」と「改善方法」が一枚の用紙にまとめて書かれています。グラフは前回と前々回の結果を見比べることができ、生徒自身が成長を実感することができます。
生徒のエゴグラムの結果がグラフで示されます。今回と前回・前々回の比較ができるので、生徒は自分の成長を確認することができます。
生徒の「長所や課題」と「改善方法」が書かれています。これをベースとして生徒がマイチャレンジを計画し、実践することで課題を改善することができます。
生徒用診断報告書(個票)
学年全体のエゴグラムの結果(今回)と前回を比較して集団としての成長を見る事ができます。また、他校平均との比較することにより学年としての長所や課題を知る事ができます。
各クラス毎の結果(今回)と前回を比較する事によってクラスの成長を知る事ができます。クラス間比較をする事によって各クラスの長所や課題を知る事ができます。
各人のエゴグラム(過去の検査実績があるときは前々回までの3回分)を示し、その特徴の概要及びこれからの指導ポイントを指摘します。過去のエゴグラムと比較することで、その生徒の成長の足跡やこれからの課題を確認することができます。
各人のエゴグラム(過去の検査実績があるときは前々回までの3回分)を示し、その特徴の概要及びこれからの指導ポイントを指摘します。過去のエゴグラムと比較することで、その生徒の成長の足跡やこれからの課題を確認することができます。